ちょっと前の出来事になりますが、銀座の某和食店でローヌ池田さんのワイン会がありました。興味深かったので忘れずに記録しておくことにします。

池田さんは料理との相性にうるさい方なので、いつも安心して参加させていただきます。今回も和食ということで、下記のワインを持ち込まれたのですが、ヴィンテージまで完璧。

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上品な前菜に、まずはラヴノーのシャブリ 1er モンマン2002。ミネラルは旨味を引き立てる。

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私も以前、鉄っぽいシャサーニュ白98を鮪に合わせましたが、シャーヴのエルミタージュ・ブラン1998も実によく合う。甘い焦げ感と塩辛いほどのミネラルは、まるで塩キャラメルを思わせる。今まで飲んだ同ワインの中でも、かなり好きなヴィンテージ。

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和出汁を上品に煮含めたた白アスパラ、その頭と下の部分ではっきり相性ワインが分かれたことに、私と池田さんは驚き盛り上がった。こんなことで盛り上がれる人は他にいないので、今後ともよろしくお願いします。頭はもちろんエルミタージュ・ブラン。

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ローヌの2000年はそれほど良くないけれど、この穏やかな味わいこそ和食に相応しい。
エルミタージュ ル・グレアル 2000(マルク・ソレル)

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おまかせコースのメインは極厚霜降り黒毛和牛のすき焼き。霜降肉は一切れだけでギブアップ、肉汁がしみ込んだ新玉ねぎを担当していたら、「この後、玉ねぎ使うから残しといてね」と言われ出てきたのが・・・

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「和風ハッシュドビーフ」

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ちょうどその時、偶然にもお店に知り合いの方がいて、珍品を持ち込まれていたので、物々交換していただき、ハッシュドビーフとこれまたベスト・マリアージュ。ソノマのロキオリにロゼがあったとは!品種は勿論ピノ・ノワール。(昔のカリフォルニア旅行記はこちら)。フランスと違って甘辛い肉やスパイシーな料理に威力を発揮するカリフォルニアのロゼ。ワインは料理あってなんぼです。

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