コシュ・デュリのムルソーをまとめ買いした知人が、一本試飲してみようというので、御相伴させていただきました。持ち込んだのは白金台「ルカンケ」。ここはオープンしてすぐに行ったきりご無沙汰なので何年ぶりでしょう。
コシュ・デュリといえば、ムルソー村においてコント・ラフォンと双璧をなす生産者。ブルゴーニュの白ワインの中でも、高値・希少性・品質では五指に入り、偽物まで出回っているほど。
2008年ヴィンテージまで手掛けているジャン・フランソワ氏は、暇さえあれば農作業に出ている熱心な人らしく、品質の高さを裏付けています。特徴としては、きわめて低収量、しっかり破砕して圧搾、長期間のシュールリーなどで、長期熟成型のワインに仕上がります。遅摘みのコント・ラフォンとは異なり早摘み。
村名ムルソーでも恐らく20年熟成が必要だろうから、今回試飲する「ムルソー2007」は全く歯が立たないはず。デキャンタも考えましたが香りの変化も楽しみたいし、早めの抜栓でゆっくり時間をかけて四人で飲みました。
第一印象を敢えて例えるなら、凝縮した若いシャブリ特級畑でしょうか。それほど硬質。調べたところ日本向けに出荷される村名ムルソーはナルヴォーの畑だそうで、ミネラル味にも納得がいきます。そして舌に突き刺さるような鋭い酸味、お世辞にも今飲んで楽しいワインとは言えませんし、シニアソムリエでも目隠しでムルソーとは分からないと思う。あ、でもナッツや麦の香りで分かるかな?
驚いたのはそのポテンシャル。グラスに60mlほど入れ、注ぎ足さず、ほんの少しずつ味見しながら1時間半ほど放置していたのですが、落ちる気配が全くない。この液体にテクスチャーを感じ、ディテールが見えてくるのはまだ当分先でしょう。ちなみに以前飲んだコシュ・デュリの赤もめちゃウマでした(赤は結構早くから飲める)。
それにしても「ルカンケ」、数年前に来た時の印象とは全然違って、素晴らしい内容とコスパに感激しました。
この薄い衣で揚げた鮎なんて最高、今夏これ以上の鮎料理に出会えるかしら。ちなみにこれが前菜ですからね(笑)メインの鶉の詰め物まで、ボリューム満点のコースが5000円てウソでしょ!?
ルカンケ
コシュ・デュリといえば、ムルソー村においてコント・ラフォンと双璧をなす生産者。ブルゴーニュの白ワインの中でも、高値・希少性・品質では五指に入り、偽物まで出回っているほど。
2008年ヴィンテージまで手掛けているジャン・フランソワ氏は、暇さえあれば農作業に出ている熱心な人らしく、品質の高さを裏付けています。特徴としては、きわめて低収量、しっかり破砕して圧搾、長期間のシュールリーなどで、長期熟成型のワインに仕上がります。遅摘みのコント・ラフォンとは異なり早摘み。
村名ムルソーでも恐らく20年熟成が必要だろうから、今回試飲する「ムルソー2007」は全く歯が立たないはず。デキャンタも考えましたが香りの変化も楽しみたいし、早めの抜栓でゆっくり時間をかけて四人で飲みました。
第一印象を敢えて例えるなら、凝縮した若いシャブリ特級畑でしょうか。それほど硬質。調べたところ日本向けに出荷される村名ムルソーはナルヴォーの畑だそうで、ミネラル味にも納得がいきます。そして舌に突き刺さるような鋭い酸味、お世辞にも今飲んで楽しいワインとは言えませんし、シニアソムリエでも目隠しでムルソーとは分からないと思う。あ、でもナッツや麦の香りで分かるかな?
驚いたのはそのポテンシャル。グラスに60mlほど入れ、注ぎ足さず、ほんの少しずつ味見しながら1時間半ほど放置していたのですが、落ちる気配が全くない。この液体にテクスチャーを感じ、ディテールが見えてくるのはまだ当分先でしょう。ちなみに以前飲んだコシュ・デュリの赤もめちゃウマでした(赤は結構早くから飲める)。
それにしても「ルカンケ」、数年前に来た時の印象とは全然違って、素晴らしい内容とコスパに感激しました。
この薄い衣で揚げた鮎なんて最高、今夏これ以上の鮎料理に出会えるかしら。ちなみにこれが前菜ですからね(笑)メインの鶉の詰め物まで、ボリューム満点のコースが5000円てウソでしょ!?
ルカンケ
03-5422-8099
東京都港区白金台5-17-11
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