今東京でブログを書いてます。不思議なもんで、一ヶ月前まで住んでいた街とは既に思えなくなっていて、お上りさん的な目線で東京の街を見ている自分がいます。それぐらい大阪でのカルチャーショックが大きいのかもしれません。一つ例を挙げると、道行く人が散歩中の犬ぐらいアイコンタクトしてきます。もっぱら男性ですが。フレンドリーというか、ある意味外国です(笑)。

そんな大阪に来たならば、まず最初に行ってみたいと思っていたのがこちら。カリフォルニア&ニュージーランドワイン専門店「オンライン Wassy's(ワーシーズ)」のレストラン「スープル」です。
※11月半ばに東京で試飲会があるようです。詳細はHPを。

DSC01074-001

ちょうど一ヶ月前、この店の常連であるローヌ池田氏が出張で大阪に来られたので、大阪のワイン愛好家の方々とワインをご一緒しました。原点に戻って、超優良年2009のアペラシオン比較3本を池田氏が用意してくださいました。

ローヌ、ボルドーなど、30年後は末恐ろしいことになるであろう2009年ですが、今も美味しく飲めてしまうという魔のヴィンテージ。これでもかと言うぐらい、アペラシオンの個性を最大限に見せてくれました。

大阪の強者の姐さんが持参してくださったのが、モンターニュ・ド・ランスの一級リュード村にある自然派のRM「ベレッシュ・エ・フィス」のアンスタン2004。汗ばむ陽気だったこの日に、マロしてないシャンパンが実に心地良く感じました。

DSC01083

同じく自分も、ピュアなシャルドネの美味しさを味わいたくて、スゥールマンのメルキュレ1er 2003を。還元香とは裏腹に、味わいは透明感溢れ、2003年らしく酸味も穏やかな癒し系。レアなカジキマグロにポルトソースと。

2014-09-264

今回はシェフのおまかせコース。池田氏が惚れ込んでいる岩田シェフの料理は、後半に行くほど凄みを増していきます。ティエリー・アルマンのコルナス・レイナール2009。難しいコルナスも、このヴィンテージと造り手にかかれば、包容力さえ感じます。ヒヤシンスのグリーンノートが、天然鰻の脂をさっぱりと美味しくしてくれました。

2014-09-26

ジャメのコート・ロティ2009は濃密でいて、なんと涼やかなのでしょう。カシスや桃の香り全開で、白ブドウ多めかと思いきや、コルナスと同じくシラー100%。テロワールってすごい。畑はブリュンヌ75%、ブロンド25%。吉野の鹿のローストと。

2014-09-261

いやぁ、参りました。雷鳥のソーセージと、山鳩のロティのサルミソースに、シャーブのエルミタージュ2009ですよ。ワイルドな雷鳥を上回る、脳天を突き抜けるサルミソースの旨味。思わず翌々日も予約入れましたって。これらをものともしないエルミタージュはやっぱり神ですな。

2014-09-262

気軽なビストロ使いから、ガチなジビエまで、スープル恐るべし!文字通り、ワインは売るほどあるし、2千円で持ち込みもOK。隣にある「ワインストア ワッシーズ」でワインも買えますよ。


大阪でのマイブームは、一軒目の店でお薦めのバーを紹介してもらうこと。という訳で二軒目に向かったのが、谷町九丁目の路地裏に隠れるオーセンティックバー「ドラムハウス ザ・ルート」。この佇まいに、BGMがブルースって、ちょっとシブ過ぎます。

2014-09-265

ワッシーズダイニング スープル
TEL 06-6774-9000
大阪市天王寺区六万体町5-13Wビル3F

ドラムハウスザルート (DRAMHOUSE THE ROOT)
TEL 06-6773-6331
大阪府大阪市天王寺区上汐3-1-3 1F
 
スポンサードリンク