先日、Vin Gohan 『熟成ナパと山カベ』 を神田「ヴィラドゥーエ」で開催させていただきました。

【ワインリスト】 定員11名、会費21,000円
☆泡
◇RIDGE Chardonnay Napa Valley 1986
◆RIDGE Monte Bello 1999
◆PAHLMEYER Proprietary Red 1991
◆MOUNT EDEN Cabernet Sauvignon Santa Cruz Moutains 1992
◆CHATEAU MONTELENA Cabernet Sauvignon Estate 1990
◆STAG'S LEAP Cask 23 1991
●RIDGE Geyserville Zinfandel 1994

DSC00826
 

お店には一ヶ月前に預かってもらい、オリ下げも十分にしていただきました。当日の昼には抜栓しておいてもらい、サーブの直前に、赤は全てデキャンティングしていただきました。

おかげで、グラスに注いで3口目ぐらいでもうピークに達する状態にまで開いており、最高の状態で比較できたのではないかと、皆さんの喜ぶお顔を見て思いました。

さすがワイン会を数多くこなしてらっしゃるヴィラドゥーエさん、シャルドネの古酒に至るまで供出温度も完璧。料理は奇をてらったものではなく、ワインをそっと引き立ててくれるものだから、いつもリラックスしてワインに集中できます。

DSC01303

さて、今回の主役であるリッジ・モンテベッロを先にお出ししたのは、若く長熟なのでゆっくり変化を見守っていただくため。パルメイヤーも同時に注いだのですが、それを飲み終わる頃だったでしょうか、強い収斂性しか感じなかったリッジが鎧を脱ぎ、驚くほど劇的に変身したのです。

ナパのパルメイヤーは、細見で繊細でボルドー的なスタイルの1991年。輪郭はか細いけれど、どこまでシルキーで優しく撫でるように口内を広がる。ブルゴーニュ好きにウケたほど心地良いワインでしたが、山カベ(サンタクルーズマウンテン)のモンテベロ1999を飲んだ瞬間、ナパヴァレーのワインがいかに舌に温かいかがよく分かりました。

モンテベロはひんやり冷たい眼差し、見事な骨格と体躯で毅然と佇む様はまさにボルドーグランヴァン。いや、甘味と旨味もしっかり乗ってるので、当たり年のボルドーしか太刀打ちできないかも。そしてグラス一杯のワイン会で、このポテンシャルをしっかと見届けられて本当に良かった。抜栓のタイミング大事。

DSC01304

同じく山カベのマウントエデン1992はリッジと味覚の方向性はよく似ており、より濃密で大きく感じました。リッジも立体的でしたが、こちらはもう球体の域。ウマ過ぎてヨダレが止まらない。 今まさに飲み頃絶頂。

DSC01305

今回、山カベの素晴らしさを再確認したと同時に、シャトー・モンテレーナの底力を見ました。このワインはけして大柄ではないけれど、自根のせいか、かなり長熟で、時間内に開いたことがなかったのですが、ついに正体を現しました。

舌に暑さを感じるけれど、重心が低く、底からぐおーんっと突き上げる凄いエネルギー。アーシーでワイルドで噛みたくなるほど美味い液体。ああ、モンテリーナ買いまくろう。

モンテリーナに対抗するにはスタッグスリープの筋肉質な「SLV」にすべきでしたが手に入らず「Cask23」を。このワインは、男性的な「SLV」と、女性的な「Fay」の最上区画をブレンドした同社最高銘柄ですが、ヴィンテージも相まってチャーミングで甘やか。後半には酸も上がってきて表情豊かに。

DSC01306

今回お好きな二本を皆さんに伺ったところ、まず口を揃えてモンテリーナ。あと一本はリッジとマウントエデンに分かれました。意見が分かれるということは、良い会だったということ。どこまでも前向きな主催者なのでした。ちなみに、単一畑でないシャルドネも、樹齢130年のジンファンデルも良い熟成をしており、自分の中でカリフォルニアにおけるリッジの存在がさらに強固なものとなりました。

ヴィラ ドゥーエ 
TEL 03-5298-1453
東京都千代田区鍛冶町1-9-11 石川COビル B1F







 

 
スポンサードリンク