今日から日常の酒と食にクローズアップしていく「酒と食のエッセイ」をスタートします。タイトルは川柳でいってみようかなと。

家飲みワインもご紹介し、お薦めワインには★をつけていきますね。

さて、東京にいた時から好きでよく買っていた徳島県産の肉厚シイタケが、大阪ではお安く手に入るので、キノコ売り場に近づくとウキウキするのですが、ある日、シイタケの隣で何やらオシャレな雰囲気を漂わせ、こちらを見ているヤツがいたのです。

ホクト 長野県産「霜降りひらたけ」 1パック198円

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長野で食べた野生ヒラタケの美味しさが忘れられないのですが、この「霜降りヒラタケ」とは国産ヒラタケと欧州ヒラタケを交配した今年発売の新しい品種だそうで、霜降り状の模様が特徴。ほのかに銀杏のような香り、どんな料理にも合うクセのない味わい、そして何といっても、ポルチーニ茸のような食感とトロミがあります。

すき焼きや中華炒めにも良かったのですが、この繊細な味と食感が楽しめるのはやっぱりコレ。

「霜降りヒラタケと長ネギのクリームパスタ」

ニンニクみじん切りを弱火でよく炒めて香りを出し、細切りベーコンも炒めたら、手でほぐした霜降りヒラタケ、肉厚シイタケのスライス、長ネギのスライスを加え、塩コショウして焼き目をつけるように炒めます。茸を炒める時は、フライパンに蓋をしながら、香りを閉じ込めるように炒めるのがポイント。

生クリームを加え、隠し味に醤油を少々、パスタのゆで汁でお好みに伸ばし、茹でたてパスタと和えて味を整えれば出来上がり。お好みでチーズをかけて。生クリームの代わりに豆乳を使っても美味しいです。

合わせたワインは、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・グランド・ヴィーニュ2004/ダニエル・リオン

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青っぽくて微妙な2004年、しかも長男パトリス・リオンが独立してしまった後のダニエル・リオンが、なぜか晩酌用のセラーに。

焼き鳥屋に持ち込んで内臓系に合わせるため、ニュイサンジョルジュはよく買うのですが、これは村名格の畑だし家飲みがいいでしょう。

香りはおとなしく、微かに感じ取れるムスクや鉄、寒天。アタックはややドライだけれど、熟成によりこなれた、ツルリと滑らかな質感が、ニュイサンジョルジュ特有の直線的な味わいを緩和し、心地よく飲み進められる。

そんな慎ましいワインを、ヒラタケがそっと引き立てているではありませんか。
「04ジョルジュくん、私も今年デビューしたばかりの新人で頑張ってんだから、あんたも頑張んなさいよぉ」と、喝を入れてる声が聞こえてきそうな、それは微笑ましいマリアージュでした。














 
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