なぜ、これほどまでに江戸前鮨に魅せられるのでしょう。

鮨とワイン、そこにはとても大きな共通点があるから。それはつまり「発酵」と「熟成」が生み出す味覚の世界。思えば、私が鮨にはまり出したのも、ブルゴーニュの古酒を覚え始めた頃からでした。

だからって、なにも一人で鮨屋に行くこたぁないでしょうに。

30代半ばまでは、よくふらふら一人で飲み食いしてましたが、最近は一人がどうも寂しくてめっきり行かなくなりました。「美味しいね!」って言える相手がいないと、どんなご馳走も味気なくて。ワインもそう。何を飲むかより、誰と飲むかの方が今は大事。年をとった証拠ですかね(笑)

さて、そんな私でもじっとしておれませんでした。新橋「しみづ」で修業した祇園「まつもと」という鮨屋があり、そこにおられた若きご主人、星山さんの「鮨 ほしやま」がずっと気になっていたので一人で行ってきました。
※ひと月ほど前の話ですが。

長居する類の鮨屋ではないだろうから、小一時間ぐらいでさっと出るつもりでしたが、隣の30代男性客は、飲まないのでもっと早くて驚いた。

ご主人は愛想が良い方でもないですが、話せば誠実で、堂々としていて、期待も膨らむわけですよ。

蛍烏賊と菜の花の後に

鯛、赤貝、甘鯛の炙り。甘鯛の旨みと香ばしさに脳が目覚める。

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さっと焼いて寝かせたらしき鰹。いつもツマミの鰹は一切れで、とお願いするのですが今回ばかりは後悔。

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北海道から珍しく良いものが入ったそうで、これほどしっとりと柔らかで艶めかしいシャコは初体験。爪まで柔らか。これだけですでに来た甲斐あったぜ。

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それでは握りいってみよう、握り出発! by 長さん

流線型の上品な握りで、米粒も程よい固さ、どのネタも酢飯とのバランスの良さが印象的。

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煮蛤も鮪も良かったけれど、熟成キンメの炙りがまた旨い。たまらずツマミの熟成甘鯛も握ってもらい、大満足でお会計(2万円ちょい)。

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置いた瞬間、ぽふっと沈み込む握り、久々に食べた気がする。江戸前鮨は「おおはた」もあるし、私は大阪で生きていけそう。

※画像はα7で撮影

鮨 ほしやま
TEL 06-6344-1128
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-9 谷安ロワビル 3F



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