自分の密かな楽しみにしておくつもりでしたが、そろそろ白状するとします。

私が今、最も入れ込んでいるブドウ品種、それはズバリ「サンジョヴェーゼ」でして、一年半ほど前から、家飲み赤ワインの7割をキャンティ・クラシコが占めています。

「ふーん、俺なんかずっと前から好きやで」という、そこのあなた。早く教えてくださいよ、北イタリアばかり飲んでたじゃないですか。


キャンティ・クラシコといってもいろいろありますが、長期熟成が必要なリゼルヴァではなく、大抵2千円台で売られているスタンダードのキャンティ・クラシコを好んで飲んでいます。

澄んだ艶やかな色調、ミネラル豊かで気品に溢れる薄旨エレガント系キャンティ・クラシコを飲んでいると、ついピノ・ノワールのワインと比較したくなるのですが、ピノ・ノワールほど香りが主張してこないので、和食や中華などには実に重宝します。

そんな私が行かずにおれますかいな。今年、新地にオープンした「森サンジョヴェーゼ」をご紹介します。はだけたシャツから胸毛見せてそうな店名ですが、それはないからご安心ください。

ここはソムリエ森 勝寛さんと横山シェフ、ベテラン二人が営むワインバー。赤を基調とした店内は適度に雑然としており、それが妙に居心地良くて、初めて訪れた気がしません。

あんまり上手く伝えられなかったけど、自分なりのサンジョヴェーゼ愛を、ソムリエ森さんに告白するところからスタート。うざい客(笑)

グラスは10種類以上 (言えば何でも開けてくれそう)、ボトルは100種類以上あり、サンジョヴェーゼ主体のワインが並ぶリストは圧巻。

普段よくポッジョビアーノが好きで飲んでいると言うと、出してくださったのがイゾレ・エ・オレーナのキャンティ・クラシコ2011。ああ、私のすべてを知ってる!もう好きにして~という旨さ。

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サンジョヴェーゼ100%で造るフェルシナのリゼルヴァ2003はようやく飲み頃といった感じ。うちに'97あるけど、まだまだ寝かせよう。

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森さんに他に好きな造り手は?と聞かれたので、カルチナイアと答えると、僕の大親友なので嬉しい!と喜んでくれ、私までハッピーになりました。

ちなみにデザートワインの中で、ドイツのTBAと並んで最も好きなのが「ヴィンサント」なのですが、リースリングの酸は目が冴えるので、夜飲むならあえてこのヴィンサントを選びます。ほのかな酸化のニュアンスがたまらなくエロい。チーズと楽しみましたが、カルチナイアの2001最高。

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料理も気に入ったし、また絶対行こう。もっともっとサンジョヴェーゼのことが知りたい!


森サンジョヴェーゼ
大阪市北区曽根崎新地1-8-9 2F
080-3844-3017













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