半年前から予約していた「ブルゴーニュ魂ワイン会@草喰 なかひがし」に、急に参加出来なくなったと、友人から相談のメールがきました。

″ 草喰 ″ のベストシーズンである今の時期にこの店に行けるなんて、願ってもないチャンス。せっかちな自分には、数ヵ月待ちの予約とか無理なので、有り難く席を譲っていただきました。

そんなわけで、「ブルゴーニュ魂ワイン会」主宰の西方さんに、今回初めてお会いできましたが、トークで皆を笑わせ予想以上に楽しい方でした。

「ブルゴーニュワインを名店で味わう」のが、このワイン会のウリみたいなので、堅苦しい講釈は抜きに、各自で好きなように料理との相性を楽しむ感じ。

〈今回のワインリスト〉
・シャンパーニュ ブリュットNV ドスーザ
・ヴォルネイ 1級カイユレ2006 プスドール
・シャンパーシュ ロゼグランクリュ エグリウーリエ
・ボーヌ 1級 キュベ・ニコラロラン オスピスドボーヌ

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西方さんも前もって説明されていましたが、軟水仕込みの真っ当な京料理に、硬質なフランスワインを合わせるのはそもそも難しいと思います。

昨今やたら増えてきた、高級魚介などを多用する派手な京懐石なら別でしょうけど。


自然を敬う慎ましい八寸から汁の後、向付からやや攻めの料理に変わり、エグリウーリエのロゼシャンパーニュが助けてくれました。赤は飲み頃であっても肉料理まで出番なし。


八寸
筍のえごま和え、たらの芽、蛍イカと鰹の薫製、日本タンポポの炒め、鹿の干スネ肉

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菜の花の白和え、つくし

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蓬生麩の白味噌仕立て

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焼物
桜鱒の味噌漬け、モリーユ、ブロッコリーの餡

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この後に続く、向付、煮物椀、箸休、鉢肴がとても素晴らしく、これらを引き立てる献立の構成に感心したのでした。


向付:鯉造り、鯉煮凝り、鱗、辛味大根、なずな、のびる、赤リヤス、割醤油のムース、山葵葉

華やかで清々しい春のオーケストラをしたがえた鯉♪

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煮物椀:筍と若布の土瓶蒸し
木の芽、干このこ添え

若竹煮は出汁が一番旨いのよ。土瓶に燻された笹の香りと出汁に一同言葉を失う。若竹の具にはドスーザ。

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箸休:二年ものの馴れ鮨、山梨のナイアガラ(店から)

青っぽく芯のない梅酒のような山梨のナイアガラと、一点に集中する馴れ鮨の味わいが、ピタリとハマる。もう楽しいぐらいに。

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鉢肴:筍、蕨、菜花、諸子

揚げた蕨の香ばしさ、諸子の優しい苦味、筍の旨味が溶け込んだ、ほのかに甘い出汁が素朴でいて鮮烈。温度の上がったロゼと。

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強肴一:牡蠣のオイル焼、アスパラ、クレソン、金時人参ペースト、芽葱、レモンビネガー

人参の甘味もいいけど紅葉おろしが恋しいな。

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強肴二:丹波牛の塩焼き、カンゾウ、アマドコロ、こごみ、田芹

コンデジ買って良かった、3m先で炭火にかけている丹波牛を瞬時に撮れるし。ホースラディッシュのような和辛子がなんとも爽やか。ボーヌと。

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釜炊きご飯とお供三種
のらぼう菜、椎茸煮浸し

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朝摘み苺ときな粉のアイス
水出しコーヒーと金平糖

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グラスはすべて西方さん持ち込みのロブマイヤー。ワインは完璧です。

ブルゴーニュワインという縛りで、予約の取れない人気店を渡り歩くのは、ご苦労も多いでしょうね。

でも美味しくて楽しいことが一番大事。そう思わせてくれる良いワイン会でした。


草喰 なかひがし
京都市左京区浄土寺石橋町32ー3
075ー752ー3500

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