すごいブツが手に入ったと母からのメール。

聞けば、季節最後のイチジクなんだと。

今頃イチジクって。

イチジクは大好物なので今年すでに5パックぐらい食べたんだけどなぁ。と思いながら取りに行った。

するとイチジク3パックとドヤ顔の母が待っていた。



なんじゃこのイチジク!?

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何?この流木みたいにカサついたイチジクは!見切り品だったの?


農家の娘である母いわく、

「この寒暖差の中で、長く木で熟した10月末頃のイチジクは別格。希少なので見つけたら買い占めなあかん」



切ってみると、色が濃くて蜜をたっぷりと蓄えているではないの。

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食べてみて衝撃が走った。

なぜか幼少期に初めてイチジクを食べた時の感覚がよみがえった。



今より味蕾も嗅覚も多感だった幼少期、初めてこれを口にした時の第一印象が、

「なんてワイルドでクセの強い果物。まるで生き物みたい」



散々イチジクを食べ尽くした中年女が再びそう感じるほど風味が強いのだ。

もはや果物の甘さを超えて、砂糖を煮詰めたような蜜の甘さ。

チーズなしでは拷問に近い。



それで思い出したのがボルドーワインの歴史的なビッグヴィンテージ1982年。
この年は収穫が10月までずれこんで、ブドウが木についたまま干しブドウ状態になったと師匠が言ってた。ボルドー1982年は数回しか飲んだことないが、言われてみればアマローネやポートの雰囲気を感じるものもある。



果実って神秘。本当に愛おしい。

セラーで大切に保管しながら、少しずつ味わっている。

というわけで、この時期にイチジクみつけたら買い占めよう。



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