先週、父の介護認定結果が出て、同時進行で進めていた施設入居も完了、新たな生活がスタートしました。

介護認定結果は前もってシミュレーションしたとおり「要介護1」でした。

これで手続きを進めていた施設の入居条件がクリアしたので、正式に契約となりました。


さてご存知のとおり、介護施設は以下のようなものがあります。

《介護保険施設》
・特別養護老人ホーム(特養)要介護3以上
・介護老人保健施設(老健) 要介護1以上
・介護療養型医療施設    要介護1以上

《民間施設》
・グループホーム(認知症対応型共同生活介護)要支援2以上
・有料老人ホーム(健康型/住宅型/介護付がある) 
・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)


割安な「特養」は介護度が満たないし、「老健」は医療保険が使えなかったりするので除外し、今回民間施設の三種類を見学して回りました。

見学したのは7軒、電話でも十数軒問い合わせしました。自力で検索して必死で調べたものの、正解が分からないまま、最初ある介護付有料老人ホームに契約しました。

「サ高住」は外部の介護サービスを利用しますが、「介護付有料老人ホーム」は施設内で介護サービスを提供するので介護設備が充実している分、料金は若干割高です。

ですが、施設内ですべて完結するのは安心なので「介護付有料老人ホーム」に最初契約しました。

「サ高住」と「介護付有料老人ホーム」は、ホテルのような造りになっていて、一階に大きな食堂があり、自分の居室からエレベーターで降りてきて食堂に集まる感じです。レクリエーションがある時も同様。

けれど、居室を出てスタッフの人たちがいる場所まで行くのに死角が多いのが気になっていました。

自分の決断が正しいのか確信が持てないままモヤモヤしていたのです。



そんな時、知人の紹介で「笑美面(えみめん)」という施設仲介があるのを知りました。

人気のない施設を紹介されるのではないかという不安は無きにしもあらずでしたが、連絡してみて結果的に正解でした。

情報量が豊富なので、急いでいた我々のニーズを的確に察知して特徴的な二つの施設を絞ってくれたのです。

・人が大好きな父に相応しいレクリエーションとリハビリ充実の「介護付き有料老人ホーム」
・全国で展開している「グループホーム」の新施設


前者は本当に捨て難かったのですが、やはり死角がどうしても気になり断念。

居室の扉を開けたらすぐにリビングとキッチンがあって、スタッフの見守り万全なユニット型の「グループホーム」に父のいる姿を想像できたので、家族とよく相談した結果、最終的こちらに決めました。

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リビングで寛いでいると他の方がいるので最初は「うるさい」と文句を言っていましたが、一週間経った今では、食事が出来上がるのを一番乗りで待っているほど馴染んできた様子。

味噌汁の匂いが居室にまで漂ってくるのは本当に我が家みたいで、ここにして良かったと思いました。

チェスト、テレビ、リクライニングチェアを居室に運び終え、ようやく父は部屋で寛げるようになりました。


ビールを欲しがったらノンアルを飲ませてくれるよう施設にお願いしたり、帰りたがったら部屋の窓を開けて外がどれだけ暑くて危険か説得したり。

そんなことはまだ序の口で、ここに書けないことも日々いろいろ起こっていますが、私自身の生活も徐々に取り戻しつつ上手くやっていきますよ。


安心できる環境で父が少しでも長生きしてくれること、そして母にも充実した余生を送ってもらうこと、それが我が家にとって一番の幸せですから。


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※母の絵手紙集より

(つづきあるかもしれませんが介護ブログひとまず終わります)








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