今日は、父が4ヶ月半お世話になったグループホームを退去する日でした。
父と一緒にスタッフさんに挨拶して回っていた時のこと。
父がおもむろに一本のバナナを剥き始めました。
そしてそれを一口ずつ手で割って、一緒に暮らした仲間にお礼を言いながら手渡して回ったのです。ある人には口に入れてあげたりして。
胸が詰まりました。そうやっていつも分かち合ってきたのかと思うと…
みんなも凄く寂しそうでした。
スタッフさんから心のこもった寄せ書きの色紙もいただきました。
皆さんのメッセージから、父がムードメーカーであったことが窺えました。
どこにいってもお調子者で出しゃばり過ぎな性格をいつも家族は恥ずかしい気持ちで見ていたのですが、ここでは案外、絶妙な存在だったのかもしれないなと思いました。
新しい施設で馴染めるかな?なんて心配も無用でした。早速みんなに話しかけて、冗談を言って回っていたし。夕食時も古株であるかのように溶け込んでいました。なんとか上手くいきそうでホッとしたところです。
皆さまのご恩はけして忘れません。
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