料理研究家・土井善晴氏が料理嫌いな主婦の教祖になっている。

買い出しから後片付けまで数時間かけて頑張っても、食べるのは一瞬で、美味しくないと家族に文句を言われ、投げ出したくなっている主婦は多い。

この異様なまでのグルメ社会。

音痴のくせにあーだこーだいうのは勝手だが、それを家庭に求めるトンチンカンが多いから主婦たちは参っている。

土井さんはいう、味付けはしなくていいと。一汁一菜でいいのだと。

味付けより出汁をきかせることの方が大事だと私も思う。

唐揚げと餃子がなぜ不滅の人気メニューかというと旨味が強いから。

ニンニク生姜、醤油、オイスターソース、味噌の旨味がつまってるから。

だから出汁。

土井さんが提唱する具沢山の味噌汁は理にかなっている。

私も長いこと食に関わってきて、料理歴も30年ぐらいになるが、本当に料理が好きになったのはここ1、2年。

食で病になるし、病は食で治ることがわかってからだ。

家族の健康は自分の手にかかってるとなれば、こんなやり甲斐のある仕事はない。

料理は美味しいと思って食べなれば身につかないのも事実。

だから家族に料理の本質を伝えてみることが大事だと思う。

娯楽ではなく薬なのだと。

そして家族がやるべきことは、料理が苦手なお母さんに、このレシピを作ってほしいとか、好きになってもらう環境を作ってあげること。

新鮮な野菜の買い出しを休日のイベントにしたり、後片付けを手伝ったり。

家族みんなで料理に参加する。

お母さん一人に押し付けてたら、いつか家族みんな共倒れになっちゃうよ。


大豆主体の五目煮が苦手なのでミニ筑前煮風。大豆は少しでいい。柔らかくて甘い発芽大豆で。

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