自分のこの「意識」や「心」は一体どこにあるのか思春期の頃、真剣に悩んだことがある。
工学を極めた発明家がそれを「生命体」として解説したこの本を、当時の自分に渡しに行きたい。

『未来への発想法』政木和三
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炊飯器、湯沸かし器、自動ドア、CTスキャン、魚群探知機…

驚くことに、これらはすべて一人の発明家によるもの。特許を無償開放して我々の暮らしを便利にしてくれた。

幼少の頃虚弱だった政木氏は、それを克服するため腹式呼吸をひたすら続けた。

それにより脳波をシータ波(悟りの脳波)まで下げることを会得、後の発明へと繋がる。

航空・精密・通信・土木・建築と、ほとんどの工学を渡り歩きガチガチの理系だったが

当時流行していたスプーン曲げなど、身辺で超常現象を目の当たりにし開眼。


「我々がやってる物理科学は一種の宗教であって何も分かっていない低級なもの」という大学工学部長の言葉を思い出す。

そして人間の「生命体エネルギー」測定装置を開発。生命体エネルギーを高めることにより潜在能力や発想力が引き出せることを確信する。

生命体の弱い人が催眠術や宗教に陥りやすいこともわかった。磁石も地図も持たずに何千キロも飛ぶ渡り鳥も生命体の指令によるもの。

そして政木氏も古神道と同じことを言ってる。

「神にお願いするのではなく誠心をもって神に奉仕すれば、自分の中にある神が生命体エネルギーとなり願いを叶える」のだと。

神は自分の心の中にあるのだ。

そして真の修業とは、社会の役に立ち他の人を幸せにすること。それが生命体エネルギーを高め、さらなる進化へ導くのだと。

目的ばかりを追った一生懸命ではなく、足元の一歩一歩を大事にする「一所懸命」とは政木氏の言葉。

今日からまた地道に頑張っていこう。平凡で当たり前の事にこそ真理があるのだから。






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