着物の世界を覗き見てわかったこと
着物に必要なのは女子力ではなく「お母さん力」だということ。

着物を楽しんでる最近の若い女性達はそういう逞しさを持ってて、お嫁さんに最高だとオバチャンは思う。

そもそも着物を着ることは誰にでもできる。

仕付け糸がついたままの未使用の着物が中古市場にあふれている今、洋服より安く入手できるのだから尚更だ。

でもそう簡単にはいかないのが着物。なんてったってメンテナンスが大変なのだ。

洗濯やシミ抜き、サイズ直し‥‥業者に頼めば簡単なことだが、お金もかかる。

着物を爆買いした私にはムリ(笑)

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なら自分でやればいい。長い目で見ると自分でやる方が勉強になる。

着物界隈のお母さん方はたくましい。

着物に求められるのは下記だと思う。
・段取りの良さ
・裁縫のスキル
・洗濯の知識

クリーニングに出したことがなくウールのコートも自宅で洗う私でさえ、最初に着物を洗うのは緊張した。

お蚕さんの命の集結だから。

でも今では慣れたもの。そしてやはり洗っても縮みにくく着やすい紬が不動の人気なのが頷ける。

たくさん紬の着物を買ったが、その中で濃い黄色の裏地(胴裏と八掛)がついていて、洗濯や湿気により表地に色移りしそうなものがあった。

悩んだ末、思い切って自分で裏地を外してみた。

裏地を外すと着物がバラバラになってしまうのだが、構造を理解する良い機会だと思ったからだ。

見様見真似で元通りに縫うことおよそ10時間!

洗濯も終えて今半乾きの状態だけど、愛着度がハンパない。

大きな着物を畳むところから日本人が忘れていた所作を思い出す。畳のない家がいかに不便かということにも気付くだろう。人間を突き動かす絹のエネルギーは凄まじい。

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