物から波動を感じるのだが、一般的な大型スーパーに行くと、生鮮食品以外の売り場で、9割以上の食品が死んでいる。

その理由は『食べものから学ぶ世界史』を読めばよく分かる。

ちょっと前に話題になった「人新世の資本論」を読みやすくした本。

加工食品に欠かせない精油、製粉、製糖の大手企業は、戦時中の軍需産業から始まった。

戦後の日本食料システムは工業製品といっても過言ではないのだ。

食べ過ぎで食べ物を捨てている先進国からは想像つかないが、今現在、世界の半分が飢えている。

それも資本主義に組み込まれた農業・食料システムがもたらした結果。

植民地だった国は、農地・資源・人を奪われただけではなく、欧米で生産した工業製品を販売する市場と化した。

それにより、自給自足できていた農民も町に出て労働者とならざるを得なくなった。粗悪な食品を購入するために。

日本も例外ではない。デブでありながら栄養失調の人が少なくない。

米国が大量生産する遺伝子組換えトウモロコシは砂糖より安価な甘味料として加工食品にふんだんに使われ、家畜の飼料として入り込んでいる。

日本人の身体の炭素の4割がトウモロコシ由来だったという実験結果もあり、米国産の「歩くトウモロコシ」と言われている。

小麦粉の裏側も語ればキリがない。



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