太ももぐらいの立派な大根、みずみずしい白菜、大きくて甘そうな富有柿

母の分も多めに買って、帰りに母宅に届けた。

そこで新聞紙を取ろうとして、マンションの広告をみつけた。

なかでもひときわ目を引いた物件がありメモしておいた。

数日後、ある夫婦と飲みに行くことになった。

マンションの話になり、そのメモした物件を見せたらとても気に入ったようで近日中に内覧してくると。

引っ越しすべきか迷っていたのを、その物件が背中を押したらしい。

我々は何かによって動かされている。

ある店に行ったら定休日で残念、ではなく道中でなにかあるはずだ。

そこに行かされた理由が。

それに気付き、流れに乗れば、上手くいくのだと思う。