10年前に大阪に帰ってきてから、なんと６回も引越した。相方は呆れたのを通り越し、今では前向きに順応してくれている。引越し作業・手続きは全部自分一人でやるとはいえ感謝しかない。

そんな私もいよいよ年貢の納め時。

今年、大阪市阿倍野区の静かな住宅地に物件を購入した。生涯の住処として、ここに落ち着くつもりで。それぐらい、この辺りの人と環境が気に入ってる。

これから「所有」という概念はもう時代遅れ。けれど、自分にとって一番の断捨離が、逆説的に「定住」になる。

もう外の世界に楽しみを見出す年齢ではない。打ち込みたい事が山ほどある。そのための環境づくりを今年一年がかりでやってきた。

2024年はそういう年。

ゆく年くる年どころじゃない、

ゆく時代くる時代の分岐点なのだから。